能登旅行

聖域の岬旅行

先週に続き、今週末も記録的な大雪。県内の鉄道、高速道路が全滅状態。そんな大雪の先週の土日、能登半島へちょっと旅行。

もともとは後輩らと草津か奥飛騨あたりの温泉宿で卓球大会をする予定だったが、ひとりが諸事情によりキャンセルになったため中止。急遽ひとり旅に変更したのでした。

大雪の中

出発は7時前。雪が降り積もり外は真っ白だったけれど、車の上の雪も軽く払えるくらいの量だった。

大雪の天気予報だったので交通情報はこまめにチェック。出発前は高速道路はチェーン規制のみ、安房トンネルの国道158号も問題はなかった。

高速道路のってもスピード出せないだろうし、距離的にはかなりの遠回りになるので、安房トンネル抜けるルートを第一候補にして出発。雪なので岡谷インター前へ出て塩尻峠を登るが、インター前の道路情報掲示板で「岡谷-安曇野間通行止め」になっていた。

ワイパーで雪をかいても、どんどんフロントガラスの下に雪がたまって浮いてきてしまう。国道158号に入る手前コンビニ雪下ろしがてら休憩。安房トンネルも問題ないか交通情報をチェック。

この時点で高速道路は県内のほとんどが通行止め。国道158号も出発前のカメラの映像だと路面が若干見えていたのが、全面雪で埋まっていた。通行止めの情報はなかったので、ゆっくり慎重に進んだ。

雪はすごかったが、割りとスムーズに走れた。平湯でトイレ休憩し今度は下り道。奥飛騨温泉郷を抜けて飛騨市神岡あたりまでは雪も多く、雪質は乾雪だったが、富山市へ下ってくると湿った雪に変わった。

輪島を目指す

富山インターから北陸道、金沢森本で降りてのと里山海道と海岸線を走って輪島を目指す。諏訪・松本・飛騨の雪が酷かったので、北陸に入ってからは割りと快適。

氣多大社、巌門、機具岩、世界一長いベンチ、義経の船隠し、ヤセの断崖などに立ち寄る予定だったが、出発時間が遅かったのと、雪の影響でゆっくり走らざるを得ない状況で時間がなくなってしまった。氣多大社と巌門だけ寄って、その後は輪島まで直行した。ところどころ雪道はあったけれど、雨が降ったせいか路面の雪はほとんど解けていた。

氣多大社

氣多大社

巌門

16時半、予約していた朝市駐車場すぐ近くの民宿へ無事到着。民宿らしからぬ綺麗な部屋。

そして、あぜのきらめき

チェックインを済ませて荷物を置いてすぐに外出。目指すは白米千枚田、あぜのきらめき。今回輪島まで足を延ばした一番の理由。

日本海の強風と吹き付ける雪で、レンズは濡れるし、三脚も安定しないしで写真撮るには最悪な環境。もうほとんどが水滴で滲んだりブレてしまった。

あぜのきらめき

あぜのきらめき

あぜのきらめき

あぜのきらめき

あぜのきらめき

あぜのきらめき

お決まりの夜

風が強いのと、雪に濡れてとにかく寒い。冷えきった身体で宿に戻りお風呂へ。お風呂も綺麗で快適だった。

身体が温まってからはいつも通りの夜のパターン。居酒屋で夕食、そしてスナック。居酒屋は少し若者向けの感じで予想と違ったけれど、地元料理もあってまずまず。なすのいしる鍋は美味しかった。のどぐろの刺し身と煮付けと、地酒とでほろ酔い。

スナックは人気店らしくかなり繁盛していた。おかげでほぼ放置プレイ。入店の際にあまり相手できないと言われたので、放置されるのは気にはならなかったが、グラス空になっているんだから誰か気付けや、とは思った。

輪島で散財

輪島の朝は朝市から。8時前にチェックアウトして、宿すぐ近くの朝市へ。賑やかになるのは9時頃からでしょうか、早い時間はまだ店も準備していたりする。

何を買おうか悩みつつ、ゆっくり何往復かしてみる。気がつけば、高価な蒸し鮑なるもを買ってしまった。国産のものは100gで8千円以上もするので外国産のもの。それでもかなりのお値段。

朝市さかばで軽く朝食を食べて、10時に輪島塗のありがとう市へ。福袋目当てで行ったのだけど、前日の初日で即完売。それでも輪島塗が美しいので、しばらく各ブースを歩いて作品を眺める。

せっかくなので何か手が出せそうな価格のものでも買って帰ろう、とワイングラス発見。価格8万。横に小柄なチューリップ型のグラスも4万5千円ほど。流石に手がでない。お椀やぐい呑、ビアカップなどは比較的手が出しやすい価格のものが多いが、お椀じゃあなんだし、ぐい呑も可愛らしいものが多かったが家で日本酒飲まないし。

で、目に留まったのがコーヒーカップ。黒と朱の色合いが美しい、でも価格は3万弱。他の店にもう少し安いカップがないかと見てまわったけれど、朱色一色のもは色が好みじゃなく、取手が付いてないものはコーヒーカップとしての趣きがない。コーヒーカップにかぎらず、色や質感とか柄の有る無しは好みだけど、値段の高いものの方が見ていて綺麗なものが多かった。

お店の人と話しながら、高価な買い物に躊躇いながら、財布に3万円入っていたので、ほぼ全額使い切ってはじめに目に留まったコーヒーカップを購入した。まだ旅程も残っているのに、財布の中は空に。

先端まで

ときどき雨がパラパラするけれど、前日と比べれば天気もまずまず。いろいろ立ち寄りながら能登半島の先端まで向かう。

まずはキリコ会館。
キリコ会館

キリコ会館
ゴジラ岩。
窓岩

波の花

窓岩

接吻トンネル
ゴジラ岩。
ゴジラ岩

椿の展望台
そして先端。
禄剛崎

禄剛崎
聖域の岬。強風とみぞれで顔が痛い中、虹が浮かぶ。
聖域の岬

何故ここが人気なのかよくわからないけれど、金持ちは泊まればいいんじゃね?
ランプの宿

内浦

時間がだいぶ押してきたので、見附島と恋路海岸にだけ寄って和倉を目指す。外浦に比べて穏やかな海岸。

見附島。
見附島

見附島

恋路海岸。
恋路海岸

珠洲市からは珠洲道路(のとスターライン)でかなり快適に走ることができる。

和倉温泉

17時。予約時間通りに和倉温泉に到着。一人のオッサンにはちょっと洒落た館内。お琴の演奏で迎えられてチェックインしてさっそく温泉。

温泉入って少し寛いで夕食。プランは海側でなく安かった街側の部屋にして、かわりに夕食をグレードアップした。

目の前に並んだメイン料理は、ズワイガニ・エビ・鰈・のどぐろ・牛ロース・ヤリイカ・ホタテのバター焼き・サザエのつぼ焼き、そしてお野菜。だったかな?その他の料理も当然あるので、食べきれないくらいの量でおなか一杯。

夜は街へ繰りだそうとしていたけど、前日の雪道運転等で疲れていたのかウトウトして眠りについてしまった。

早く寝たので早い時間に目覚めた。寝起きに温泉。

朝食もかなりのボリュームで満足。

和倉から自宅まで5時間ほどかかるので、朝食後はあまりのんびりせず。サービスのコーヒーを飲んで早めにチェックアウトした。宿のすぐ前にある「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」でスイーツを買い、和倉散策もせずに最後、能登食祭市場へ。のどぐろ目当てで寄ったのだけど、地元産のものではなく山陰産とかだったのでやめた。適当におすすめ聞いてメバルと甘エビを購入し帰路へ。

帰宅

能登も北陸道も雪がほとんどなく、飛騨に入ってからは雪も残っていたけれど、それほど神経使うほどでもなく順調に走れた。だから松本へ下ってからの雪の多さにびっくり。国道19号へ直で出てしまったのが失敗で、車の流れが悪い。

15時台には帰れると思ったが、16時過ぎに帰宅。

急遽計画立てて、和倉のホテルも一週間前に手配しての旅行。天候も悪い中だったにもかかわらず、期待以上に楽しめた。やっぱり太平洋より日本海だな。

次は日本海目指してサイクリング。目的地は氷見の予定。

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